…ゴーストが囁くのよとか言いそうで萌

実はわたくし、海外ドラマファン、いや、最近地上波でやらないのであまり見ていない程度のファンですが。近頃、くさのくんからもらって観たコールドケース迷宮事件簿面白すぎ。
お話は毎度過去の殺人事件を女性刑事リリー・ラッシュが解決するという至極単純なもので、特に複雑なトリックも何も無い。が、妙なカタルシスがあるのですね、喉にささった魚の骨が抜けるような。
演出として、登場人物それぞれが一瞬、事件当時の姿に戻るのだけれども、その姿と現在の姿が時間って残酷ねってくらいギャップがあってリアル。それが、事件によって時間が止まってしまった被害者の死と、その時からどこか歪にゆがんでしまった関係者の生のコントラストをはっきりさせているように思える。
そこに事件解決という形で許しと癒しを与えるリリー・ラッシュ(キャスリン・モス/田中---草薙素子---敦子)が、いいんだわぁぁ萌。
シリーズ当初はいまひとつキャラも方向性も微妙だったのが、回を重ねるごとに生き生きとしてくるのが実に楽しいです。
第6話 ハレー彗星 "Love Conquers Al"は、傑作。