試聴結果&製作のポイント

特性的に面白いなと思ったのは、ビヨークの曲に良くあるプラグを抜き差ししたようなリズムセクションや、生録を多重に重ねたソース(Joy Divisionのアルバム曲でのマーティン・ハネットの音つくり)がものごっつう来ます。むしろ、S/N比が異様に高かったり(可聴領域外のノイズは盛大に出ている筈ですが)、音域を問わずにクイックな応答性を持っているおかげで、今までちゃんと聞こえなかった音やスピーカー本来の性能を生かせてるんだろうなぁと思いますね。

制作上のポイントは、デジタル回路でよくあるパスコンの原理と同様に、アンプ基盤の近くに太目のケーブルでそこそこのコンデンサをかませないと低音が出るときにアンプが息切れします。容量よりも応答性重視で程々の容量をしこたまパラにつないだ方が良い結果がでるようです。アナログオーディオ的な線材の取り回しなんかはむしろあまり問題にならないので初めての電子工作の題材としても宜しいかもしれませんね。

ちなみに、久々にシャーシに穴あけ加工をして筋肉痛になりました。