電気(音響系)のハンドブック

fumihipu2005-12-13

最近、エフェクター(ギターにつけたりするディストーションとかコンプレッサーとかですな)がプチブームらしいですね。秋葉原を定点観測していると、例の足踏み6Pスイッチを求めてうろちょろする若者がちらほら。
自分の中では、エフェクターっていうのはZOOMのマルチエフェクターが出た頃(って15年くらい前?)なんとなく終わっていたのだ。今現在、ヴィンテージシンセのイミュレータ---当然、サンプリングじゃなくて、素子と回路から演算して音を出しているのね---どころか、SPICEで自作回路もイミュレート出来るようになっているわけで、オレサマが小学校3年で作ったアメパトサイレンなんかがPC上で再現できるのって、正直、終わりを通り越して何処まで行ってしまったのやら。
で、ロッキンf別冊『エフェクター自作&操作術’81』という本がありまして、この本は面白いぞ。なんと買ってからこの本は一度も段ボール箱にはしまい込まれた事がないのだ。何故かというと、790xのピン配置とかOPアンプの増幅率の決め方とミニムーグのVCF回路とかそういう時々あれどうだったっけという事が書いてあるので手放せなかったりしてます。
今時のディスコン(製造中止)パーツをヤフオクで買ったりするエフェクター自作と、81年当時のそれは微妙に違う気がするけれども、手を動かして何か作るのは、そうする意味がもはや無くても面白いって事ですな。