最近読みつづけている漫画本

DEATH NOTE デスノート(1) (ジャンプ・コミックス)

DEATH NOTE デスノート(1) (ジャンプ・コミックス)

ふみひぷがチェスを始めたのはちょっと前(って平気で数年前ですが)。
コンピュータに勝てるようになったので生身の人間とYahooで対戦してみたのですよ。
そのときの感想は「恐怖!」まじで暴力的な知的ゲームですね。

見えない相手の思惑を必死に考えて、唯一の打つ手が相手の思惑通りの悪手で、クイーンを進入を許した瞬間、あ詰んだ・・・・・チェックメイトって奴です。
あのスリル感と相手との手の内の読みあい。

「デス・ノート」はあるルール下で名前を書き込むことで相手を殺せるノートなのですが、これを所有し大量殺人を行っている犯人対探偵のお話。
チェスに感じたスリル感と相手との手の内のまさに命がけの読み相がきわめて高密度に展開されています。現在5巻目刊行中かな?

とにかく、表面上犯人や探偵が与える指示には台詞上では描かれない理由がコマの上を丹念に読み解くとここで可能性を絞るためのテストをしていたのかと驚く場面などもあって、読み応え抜群。しかも、ありがちな天才犯人・天才犯罪者たちが劇中人物からリアルな厚みに次第にましてゆくあたりも楽しみ楽しみ。


至るべき壁と、その厚さにチェス打ちはやめちゃったんですけどね。
結構、チェスって一瞬にして上手になっても燃え尽きちゃう症候群があるようなので。
絶対に最後まで読み切れる以上、最初の数手から勝ち負けは決まっているゲームっていうのは人を追いつめますね。
気楽に勝って負けても楽しいくらいに人間が出来てから再開しようかな。